社団法人
日本ジュニアヨットクラブ連盟 事務局
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国際交流日本ジュニアヨットクラブ競技会2013
実施報告書
実行委員会事務局長
(石川県セーリング連盟理事長)
本吉 謙三
はじめに
昨年より5月ゴールデンウィークに開催することとなった「国際交流日本ジュニアヨットクラブ競技会」を、今年も同時期に、7年前の8月にも開催した石川県七尾市和倉温泉で開催することになりました。7年前と違い、平成24年夏のインターハイのヨット競技開催の為に隣接地に新しく「和倉温泉運動公園ヨットハーバー」が建設され、陸上観戦者の目の前でレースが展開され、フィニッシュを常に陸上に向かって行うコース設定で、応援にも力が入り大いに盛り上がり、最高に幸せな競技会でした。
例年通りの文部科学省、国土交通省、公益財団法人日本セーリング連盟等に、石川県、七尾市、和倉温泉観光協会、和倉温泉旅館協同組合、地元新聞社・放送局各社等地元関係各団体、企業の後援を頂き、本年もスポーツ振興くじtotoの助成を受けることが出来て、且つエスビー食品株式会社、アサヒ飲料株式会社からの協賛に加えて学校法人金沢工業大学からは特別協賛として、レースの実況放映設備の貸与を頂いたので、陸上でのテレビ観戦、応援で大いに盛り上がった競技会となりました。
共同主催の地元石川県セーリング連盟のメンバーによる円滑な運営と天候、風にも恵まれて、全種目予定の7レースを消化することが出来ました。
当連盟としては、ヨットの普及と各クラブ間の交流にもっと力を入れようと、新しい試みとして遠隔地からの積極的参加を後押しすべく、外国チームだけでなく国内選手にもOP級とレーザー4.7のチャーターボートを合計36艇準備しました。その甲斐もあって、北は北海道の「小樽ヨット少年団」、「室蘭セーリング協会」、山陰からは「鳥取県ジュニア協会」、四国からは「B&G高松海洋クラブ」等の参加もあって、参加は国内20クラブに海外の韓国、ニュージーランド、タイ王国、シンガポールの4カ国12名を招待しての、24チーム91名の選手で、特にOP級初級者クラスが44名とほぼ半数を占める状況でした。これに、指導者・保護者67名、運営役員84名その他で総勢280名の規模となりました。
トライアルレース
一昨年、7年前の競技会場(現在足湯公園)の東側に、新しく「和倉温泉運動公園」が完成し、隣接してスロープ、艇庫、艇置き場のあるヨットハーバーが設置され、風向に拘らずこのハーバー前面にフィニッシュするコース設定をすることから、選手たちに理解して貰う意味も含めてトライアルレースを5月3日(金)午後、開会式前に実施しました。
開会式
競技会場から直ぐの「和倉温泉観光会館」1階大ホールで、アメリカのカリフルニア州、モントレージャズフェスティバルにも出演している「石川ジュニア・ジャズ・アカデミー」の素晴らしいジャズ演奏での選手入場から始まり、本吉謙三実行委員長の開会宣言で競技会の幕が開かれました。
国旗掲揚、国歌「君が代」斉唱、文部科学大臣杯、国土交通大臣杯、連盟会長杯等の特別賞杯返還とレプリカ贈呈が行われました。
公務で出席出来なかった石原伸晃会長の代理で、佐藤精知夫連盟会長代行が競技会会長のご挨拶をされ、石川県セーリング連盟大西治夫会長が共同主催者としてのご挨拶をされました。ご来賓のご紹介に続いて、七尾市長も公務でご欠席のため、南紀一副市長が代理でご挨拶をされました。
外国4チームの指導者の紹介後、地元の石川羽咋ジュニアセーリングクラブの河崎聖君、井上高輝君、射水市立射北中学校ヨット部の笹木康成君、富山県ジュニアヨットクラブの佐野美幸さんの4名による「少年ヨット憲章(山中湖宣言)」の唱和、石川羽咋ジュニアセーリングクラブの河崎聖君と岩城海聖君による「選手宣誓」の後、石川ジュニア・ジャズ・アカデミーによるスウィング・スウィング・スウィングなどの本格的なジャズ演奏でフィナーレとなりました。
国際交流会
2階中ホールでの競技運営説明会と安全指導者講習会の間に、大ホールでは国際交流会の懇親パーティー会場準備をして、17時から野村泰造式典部長の司会で国際交流会が開会となりました。
和倉温泉観光協会理事長田中道夫さんの乾杯で和やかな国際交流会が始まりました。 暫く美味しい料理を楽しんで、海外チームの紹介と地元石川羽咋ジュニアセーリンクラブとの記念品の交換、国内各地のクラブの指導者によるクラブメンバー紹介と進み、ジャンケン大会、その内にカラオケ大会も始まり、カラオケ初めての外国チームも加わり、インターナショナルカラオケ大会となり盛り上がって、明日からのレースも忘れて皆夢中になり楽しんでいました。
競技会の2日間のレース
競技会期間中は少し肌寒い気温でしたが、和倉温泉の旅館郡側から能登大橋に向かってコンスタントに4〜6m/sの西風が常に吹く、絶好のコンディションの中、2日関で予定していた全7レースを消化することが出来ました。
5月4日(第1日目)
9:00に最初の種目(レーザー4.7、シーホッパー級SR、ミニホッパー級3種目同時)のスタートを行い、順調に午前中のうちに2レースを消化しました。
七尾西湾の海面の特徴はハーバーから右側、東からのブローをうまく使ってレースを展開していけるかが、1つのポイントとなる為、上位の選手程無駄のないコースを引いていました。
<レースダイジェスト>
各クラス・トップ3(セールaj | ||||||
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レーザー4.7 | 1位 | NZL187886 | 2位 | SIN177109 | 3位 | JPN145470 |
シーホッパー級SR | 1位 | 12458 | 2位 | 13041 | 3位 | 12462 |
ミニホッパー級 | 1位 | 2 | 2位 | 17 | 3位 | 5985 |
OP級上級者 | 1位 | 4491 | 2位 | 4471 | 3位 | 3183 |
OP級初級者 | 1位 | 1 | 2位 | 2 | 3位 | 3047 |
各クラス・トップ3(セールaj | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
レーザー4.7 | 1位 | NZL187886 | 2位 | SIN177109 | 3位 | KOR181958 |
シーホッパー級SR | 1位 | 12458 | 2位 | 13041 | 3位 | 12462 |
ミニホッパー級 | 1位 | 2 | 2位 | 17 | 3位 | 5130 |
OP級上級者 | 1位 | NZL4491 | 2位 | NZL4471 | 3位 | 3227 |
OP級初級者 | 1位 | 2444 | 2位 | 2267 | 3位 | 3047 |
午後からは最初の種目(レーザー4.7、シーホッパー級SR、ミニホッパー級)の第3レースを13:15に行い3レースを消化しました。
全レース所要時間が約35〜45分の大変ハードなレースでしたが、全選手が最終レースまで頑張っているのが印象的でした。今日1日で各選手の上達する姿を陸上では大型モニターで、遠方の方(指導者、保護者)はパソコンの画面上で見ることができ、大変満足してもらえたのではないかと思います。
<レースダイジェスト>
各クラス・トップ3(セールaj | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
レーザー4.7 | 1位 | NZL187886 | 2位 | SIN177109 | 3位 | KOR181958 |
シーホッパー級SR | 1位 | 12458 | 2位 | 13041 | 3位 | 12462 |
ミニホッパー級 | 1位 | 2 | 2位 | 17 | 3位 | 5130 |
OP級上級者 | 1位 | 4547 | 2位 | 4471 | 3位 | 3227 |
OP級初級者 | 1位 | 2 | 2位 | 2609 | 3位 | 2444 |
各クラス・トップ3(セールaj | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
レーザー4.7 | 1位 | NZL187886 | 2位 | SIN177109 | 3位 | 124952 |
シーホッパー級SR | 1位 | 12458 | 2位 | 13041 | 3位 | 12462 |
ミニホッパー級 | 1位 | 17 | 2位 | 2 | 3位 | 5130 |
OP級上級者 | 1位 | NZL4471 | 2位 | SIN4510 | 3位 | 3183 |
OP級初級者 | 1位 | THA78 | 2位 | 2 | 3位 | 1 |
5月5日(第2日目)
9:00に最初の種目(レーザー4.7、シーホッパー級SR、ミニホッパー級)のスタートを行い、順調に午前中のうちに2レースを消化し、今競技会の予定である全7レースを行うことができました。
今競技会はOP級初級者の選手にとっては少し難しいコースでしたが、レースを重ねるごとに目に見えて上達していく姿に大変驚かされました。
<レースダイジェスト>
各クラス・トップ3(セールaj | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
レーザー4.7 | 1位 | NZL187886 | 2位 | SIN177109 | 3位 | KOR181958 |
シーホッパー級SR | 1位 | 12458 | 2位 | 13041 | 3位 | 12462 |
ミニホッパー級 | 1位 | 2 | 2位 | 17 | 3位 | 5130 |
OP級上級者 | 1位 | 4471 | 2位 | 4491 | 3位 | 3227 |
OP級初級者 | 1位 | 3252 | 2位 | THA78 | 3位 | 3047 |
各クラス・トップ3(セールaj | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
レーザー4.7 | 1位 | NZL187886 | 2位 | SIN177109 | 3位 | KOR181958 |
シーホッパー級SR | 1位 | 13041 | 2位 | 12458 | 3位 | 12462 |
ミニホッパー級 | 1位 | 17 | 2位 | 2 | 3位 | 5130 |
OP級上級者 | 1位 | 3112 | 2位 | 3183 | 3位 | 4510 |
OP級初級者 | 1位 | 3047 | 2位 | 3252 | 3位 | 2609 |
カレーの昼食
レースの終了後、チャーター艇の返却、各自の後片付け、帰りのための艇の積み込み、そして閉会式までの間に、例年の通り、エスビー食品株式会社さんからの提供のカレーライスでのお昼を楽しみました。300人分のご飯もお代わりで足らなくなり、慌てて追加をお願いする騒ぎもありました。
閉会式
例年よりも早く、5日(日)午後3時より和倉温泉運動公園ヨットハーバー艇庫前で行われました。
成績発表と表彰を同時に行い、時間短縮を図りました。
伊藤宏プロテスト委員長のレース講評、佐藤精知夫競技会会長代行、共同主催者の大西治夫競技会副会長の挨拶があり、最後に海外チームを代表してチームニュージーランドのコーチ、ハイデン・ホイットバーン氏がお礼の挨拶を述べられ、国旗降納、競技会終了宣言により閉会し、全員が艇庫前に集って集合写真を撮り、散会となりました。
成績は別表成績表の通りですが、特別表彰、特別賞は次の通りです。
特別表彰
「文部科学大臣賞状・賞杯」「奥村純雄杯」 | |
OP級上級者 江の島ヨットクラブジュニア 藤本 諒 |
「国土交通大臣賞状・賞杯」「小澤吉太郎杯」 | |
OP級初級者 室蘭セーリング協会 笹木 一輝 |
「石川県知事杯」 | |
レーザー4.7 宮古ジュニアセーリングクラブ 加藤 卓 |
「海王丸杯」 | |
シーホッパー級SR 射水市立射北中学校ヨット部 牧野 圭悟 |
「公益財団法人ヤマハ発動機スポーツ振興財団理事長杯」 | |
ミニホッパー級 YMFSジュニアヨットスクール葉山 藤波 知己 |
「七尾市長杯」 | |
国内ジュニアヨットクラブ対抗戦 YMFSジュニアヨットスクール葉山 |
「和倉温泉観光協会会長杯」 | |
国際交流ジュニアヨットクラブ対抗戦 チームニュージーランド |
特別賞
「国内クラブ対抗レース」の上位3クラブに連盟主催の海外セーリング研修参加資格を授与し、海外渡航費を援助する一般社団法人日本ジュニアヨットクラブ連盟会長賞」 | |
第1位 YMFSジュニアヨットスクール葉山 社団法人日本ジュニアヨットクラブ連盟会長杯 | |
第3位 葉山町セーリング協会ジュニアレーシングチーム | |
第4位 室蘭セーリング協会 | |
(第2位の射水市立射北中学校ヨット部は学校の方針として表彰を辞退する旨の表明があり、順位が繰り上げて、室蘭セーリング協会に授与されることになりました) |
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