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文部科学大臣賞・国土交通大臣賞
第28回日本少年少女オープンヨット大会(東日本地区) 実施報告

運営委員長
山梨県セーリング連盟理事長
                        田辺 文得

 2008年5月3日(土)〜5日(月)、山中湖に於いて第28回日本少年少女オープンヨット大会(東日本地区)が、社団法人日本ジュニアヨットクラブ連盟と山梨県セーリング連盟ジュニア山中湖中学校ヨット部の共同主催で盛大に開催されました。参加チーム17クラブ、115名の選手と指導者・保護者110名に役員を加えると総勢260名を超える大きな大会となりました。

28east 山中湖での開催は3年振りの大会になるので、運営の中心になる山梨県セーリング連盟の役員達の間には多少の不安がありました。それは、運営人員の確保です。
特に山梨県連の中心になるメンバーは30代前半が多く、子育ての真っ最中だからです。ゴールデンウィークに大切な家族旅行などの計画を練っていても行けなくなってしまう。協力して貰うことに躊躇してしまいました。
しかし、大会を引き受けた以上最高の大会にしたいのが、我々山梨県連の気持ちです。3月に実施要項、申込書を各クラブに送りましたが、大会に向けて何とか本格的に動き出したのは4月の初めからでした。 参加申し込みが集まり始めると、一気に大会に向けて皆の気持ちは固まってゆきました。

 大会前日の5月2日は雨。海抜990mでは、雨は体温を大きく奪います。とにかく焦らずに準備を行おうと決心。確実に準備は行われていきました。明日(3日)の天気を気にしながら家路につきました。

28east5月3日、トライアルレースでもある「山中湖カップレース」が始まる頃には雨も上がり、陽気も良くなってきました。57艇の参加を得た「山中湖カップレース」も順調に終了し、その表彰式を山中湖ヨットハーバー艇庫前で行った後、直ぐ後の道路を渡った「山中湖村老人福祉センター」を会場に、16:00から開会式が開催されました。
今年は石原伸晃会長も出席され、江ノ島ヨットクラブジュニアの3人の小学生の選手、新谷惟斗君、柳内航平君、佐藤春菜さんによる少年ヨット憲章の朗読、山中湖中学校ヨット部の天野大志君による選手宣誓が力強く行われ、大会の幕は切って落とされました。
大塚製薬(株)の資料、ポカリスエットの配布による安全講習会、競技運営説明会も予定通りでした。

28east5月4日、第一日目、湖上で風を観測するも弱く風位定まらず、いきなりAP旗掲揚、全艇陸上待機。
その後岸近くは風があると言うことでB湖面OP級初級者を出艇させ2レースを消化。
山中湖特有で午前中は風が弱く不安定なので、A湖面出場選手はそのまま早めの昼食を取ってもらい、B湖面も2レース終了後陸上に戻してゆっくり昼食としました。
A湖面も昼食後の風は順風となり、第1レース、第2レースと消化したところでトイレタイムを取りました。良い判断だったと思います。水温が11℃と低い事を心配しての配慮でした。その後第3レース、第4レースを消化しましたが、日没を考慮して18時前に終了させました。
B湖面は昼食後第3レース、第4レース、第5レースを続けて消化し、明日の再挑戦の機会を残して、A湖面より早く14時半過ぎに終了としました。

28east5月5日、最終日、やはり朝から風は不安定で、時折雨が混じる天候となりました。湖上の運営本部船からは風はあるので出艇させても良いとの連絡があり、A湖面、B湖面とも全艇を出艇させました。
気温は高め、こんな時はガスが心配されます。B湖面は何とか1レース消化したが、案の定勢いよくガスが湖面に流れてきました。ガスに見え隠れするOP艇、本部船の周囲で待機させるが、最終スタートの制限時刻まで時間は無くなってゆきます。
この状況でのレースは無理との判断で、B湖面は安全第一を期して一旦陸上へ戻し待機としました。
11時30分、A湖面でもAP・A旗が上がりました。B湖面もそのまま本日のレースは終了としました。 結局A湖面では、初日の4レースのみ、B湖面では初日の5レースに最終日の1レースの6レースで決定となりました。

 15時の閉会式までは、片付け、湖岸の掃除、そして楽しいカレーパーティが待っていました。 協賛頂いたSB食品のカレーライス、地元で用意したメンチコロッケに選手、指導者・保護者共ども舌鼓を打ち、レースを振り返って賑わいました。雨も何とか持ちこたえてくれました。

閉会式は、予定より早めに開催出来ました。文部科学大臣賞、国土交通大臣賞、連盟会長賞杯、特別協賛のアビームコンサルティング(株)の大きなカップを始め、(株)テレビ山梨の特別表彰と表彰は進み、飛び賞として富士急行(株)から富士急ハイランド無料入場券が沢山の選手に配られました。

 種目別優勝者は下記のとおりです。(株)テレビ山梨からは、下記の各クラスの優勝者と、第2位、第3位に楯が授与されました。

OP級上級者優勝者
シーホッパー級SR上級者優勝者
OP級初級者優勝者
ミニホッパー級上級者優勝者
レーザー級優勝者
FJ級優勝者
文部科学大臣賞 江ノ島ヨットクラブジュニア   町谷魁飛君
国土交通大臣賞 江ノ島ヨットクラブジュニア   横田貴大君
連盟会長杯   中央区ヨット連盟ジュニア   カルボネル・アーサー君
アビームカップ 射北中学校ヨット部     山岸聖弥君
アビームカップ KMC横浜ジュニアヨットクラブ 大窪天雅君
アビームカップ 山中湖中学校ヨット部    早野悟志・外川崇史チーム

 最後に、運営側として感じたことは、大会のレースのレベルは高くても喜べない部分がありました。
表彰式で選手を呼んでも返事がない事とか、有難うございましたという言葉が無かった事です。
大切な事ではないかと思い、今後の指導の課題として考えて行きたいと思います。
また、ケースもありました。リコールもありました。ルールを守り、戻る勇気があればリコールは解消できたはずです。審議の時の子供の目には涙が見えました。指導者、保護者は何と言って慰めたのでしょう。

 今年も特別協賛を戴いたアビームコンサルテイング株式会社からは竹下シニアマネージャー様がご出席され、参加賞として選手、指導者・保護者全員に帽子とTシャツを提供して頂きました。SB食品株式会社のカレー、大塚製薬株式会社のポカリスエット、第一三共株式会社の広告掲載等々のご協力を頂き、又、地元の企業、関係者各位に後援、協力を頂きましたことに改めて御礼申し上げます。

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