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文部科学大臣賞・国土交通大臣賞
第29回日本少年少女オープンヨット大会(西日本地区) 実施報告

レース委員長
井川 史朗(広島セーリングスクール)

イメージ 2009年5月3日(日)〜5日(火)の3日間、第29回日本少年少女オープンヨット大会(西日本地区)が、社団法人日本ジュニアヨットクラブ連盟と(財)広島県ヨット連盟、広島セーリングスクールジュニアの共同主催で、広島観音マリーナで開催されました。

  広島での開催は1976年の第1回全国少年少女ヨット大会以来、33年ぶりの開催となります。当時出場した選手たちはすでに大人になり、中には指導者として活躍しておられる方もおられるのではないでしょうか。前回は世界遺産の宮島での開催でしたが、今回は10年前にオープンした広島市内の観音マリーナでの開催です。会場に隣接してアウトレットモールがあり、ヨット以外でも食事やショッピングを楽しむ事ができるにぎやかなマリーナです。

 残念ながら今回の参加艇もOP級のみで上級者クラス31艇、初級者クラス26艇の合計57艇、指導者・保護者、役員合わせて約150名の大会になりました。北は宮津、南は沖縄まで11クラブの参加です。沖縄の選手は一人で飛行機に乗って広島までやって来ました。国土交通大臣賞は元々OP級以外の上級者に授与されるところ、今年も国土交通省にお願いして、OP級初級者の優勝者に授与頂くことで了解を得ることが出来ました。

 今回のレース海面は観音マリーナの目の前で、陸からでも十分観戦する事ができます。多くの父兄の方が岸壁に並んで、選手達の走りに一喜一憂し、熱い声援を送っておられました。また、広島名物のカキの養殖いかだが周りを取囲んでおり波はあまり立ちませんが、海面の両側が河口になっていますので潮の流れが複雑で難しい海面です。

スタート 大会前日まで良い天気が続いていましたが、初日となる3日は朝から曇りの天気です。朝から風がなかったのですが、昼を過ぎて少しずつ南風が吹き、少し遅れてトライアルレースがスタートしました。風は南西3m位で波もほとんどありません。上級者クラスは40分、初級者クラスは30分程度のレースとなりました。あまり風の変化がなかったためか、スタートを成功した選手が上位に入っていたようです。
 トライアル終了後、場所を観音マリーナ芝生広場に場所を移し開会式を実施しました。会場がアウトレットモールやレストランに隣接しており、指導者・父兄以外にも多くのギャラリーの方が開会式の様子を見学されていました。大会役員の挨拶の後、広島セーリングスクールの槙原君の力強い選手宣誓で大会の幕が切って落とされました。

 その後、再度観音マリーナに戻って交流会を開催しました。広島のお母さん達が腕によりをかけた、大鍋のおでん・たこ飯・特大ハム・刺身・ピザをおなかいっぱい食べて交流を深めました。その後、トライアルレースの表彰式では、豪華賞品が飛び賞で贈呈されました。残念ながら賞品をもらえなかった選手は少しさびしそうでしたが、なんと、賞品をもらえなかった選手を対象に大じゃんけん大会が開催され大いに盛り上がりました。

大会2日目の4日は朝から曇りで風がありません。予報でも昼からとなっていましたので、急遽プロテスト委員の方にお願いして、ルール講習会を開催しました。講習会ではルール改正に伴う変更点や、推進方法における注意点の説明が実演を交えて説明され、選手・指導者の方は熱心に聴いておられました。

 少し早めの昼食を食べた11時過ぎから風が吹き始め、第1レースが始まりました。風は前日と同じ南、3m位で上級者クラスの後初級者クラスがスタートし、その後の第2レースは、順調に展開しました。2レース目が終わる頃から徐々に風が弱くなり、いったん陸上に帰って待機となりました。その後、風が4mほどに上がり、少しコースを長くして第3レースと第4レースを実施しました。レースを終えたのが5時でしたので、特に初級クラスの皆さんは少し疲れたかもしれませんが、最後までリタイアせずに良く走っていました。

記念撮影大会最終目の5日は朝から北風です。予定通り9:05に3mの風で第5レースがスタートしました。昨日までの南風と違い、陸から吹いてくる北風は風の変化が大きく、風を読んでのコース選択が重要になります。この日も風を良くつかんだ選手が上位を走っていました。その後、上級クラスが2レース、初級者クラスが3レース終了したところで風がなくなり、全レース終了した初級者クラスはハーバーバック、あと1レース残した上級者クラスは海上で風待ちとなりました。風待ちの間、風が来るのをハラハラして待っている我々運営役員を尻目に、選手達はコーチボートや運営艇に集まって、ワイワイおしゃべりをして楽しく待っていました。 その後、お昼頃から南風となり、4mの風で12時過ぎに上級者クラスの最終レースがスタートしました。

 レースを終えて帰ってくるとエスビー食品株式会社協賛のカレーパーティーが待っていました。卵や肉・コーン・漬物といったトッピングが用意され、それぞれが思い思いの「自分流カレー」にしておいしく食べました。その後、開会式を開催した芝生広場で閉会式が行われ、入賞した選手の皆さんが表彰を受けました。最後に参加者全員での記念撮影で大会の幕を閉じました。

 種目別優勝者は下記のとおりです。

文部科学大臣賞
国土交通大臣賞
連盟会長杯
広島ジュニアセーリングスクール
玄海セーリングジュニアクラブ
玄海セーリングジュニアクラブ
高竹義樹君
小林凛平君
小林凛平君

 表彰式が終わり片づけをしていると、急に雨が降り出しました。よく閉会式で降らなかったものだと幸運を喜びました。又、レース中は好天に恵まれ、大塚製薬株式会社協賛のポカリスウェットとソイジョイは水分補給とおやつになりました。
 今回の大会は3日間を通して3〜4mの軽風でのレースとなりました。波もなく初級者クラスにはちょうど良いレースであった一方、上級者クラスの身体の大きい上級生には少し物足りないレースだったかもしれません。

 最後になりましたが、今大会を開催するに当たり協賛・後援頂きました関係機関・企業の方々、ご協力頂きました関係者の皆様、参加頂きました各クラブ指導者と父兄の皆様、改めてこの紙面をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。

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