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文部科学大臣杯・国土交通大臣杯
国際交流 日本ジュニアヨットクラブ競技会2008年 実施報告
実行委員会委員長
和歌山県セーリング連盟
理事長 山本嘉一
“国際交流 日本ジュニアヨットクラブ競技会2008”は社団法人日本ジュニアヨットクラブ連盟、和歌山県、和歌山市、和歌山県セーリング連盟、和歌山ジュニアヨットクラブ、NPO法人和歌山セーリングクラブの共同主催により、文部科学省、国土交通省、財団法人日本セーリング連盟その他多くの後援をいただいて、8月1日(金)から3日(日)までの3日間、和歌浦湾において開催されました。 国際交流として、海外からニュージーランド、オーストラリア、韓国、中国の4チームを招待し、国内参加選手も含め選手総勢90名に指導者・保護者、役員の合計200名を超える規模の競技会となりました。
初日はセーリングセンターで受付、チャーター艇の引渡し等が行われ、夕方からは場所をホテルアバローム紀の国に移し開会式が行われました。和歌山県警察音楽隊の軽快な行進曲に乗って選手が入場し、地元ホストクラブの和歌山ジュニアヨットクラブの選手たちによる“少年ヨット憲章”の宣言に引き続き、和歌浦レーザーフリートの中村悠耶君と和歌山ジュニアヨットクラブの有馬弘康君による日本語と英語の選手宣誓が行われ競技会の開幕となりました。その後はバイキング形式の夕食を楽しみながら来日頂いた海外4チームとのプレゼントの交換や翌日に行われる和歌山市の夏を彩る紀州おどり「ぶんだら節」の練習を行い和気藹々のうちに開会式は終了いたしました。
二日目のレース本番当日は典型的な夏型の天候となり、スタート時刻には風速4m程度の西から南西寄りのシーブリーズがコンスタントに吹き始めました。選手たちの熱中症を考慮してお昼には一度ハーバーに戻りましたが、A海面、B海面ともに順調にレースが消化されました。季節柄、和歌浦湾の有名な片男波海岸には大勢の海水浴客が訪れ、すぐ目の前の海上で繰り広げられるヨットレースに興味津々の様子でした。
レース終了後の夕方から海外チームの選手、指導者の方々を中心に和歌山城砂の丸公園にて行われておりました紀州おどり「ぶんだら節」に参加いただきました。規模の違いはあれ、日本の夏の風物詩として各地でおこなわれている「盆踊り」と「夜店」、海外の選手達には初めての経験であったようですが、存分に楽しまれている様子でした。また、会場では和歌山放送のDJから各チームの紹介もあり、地元の踊り手達からもさかんな拍手が送られていました。地元婦人部の方々の踊りを見よう見真似で踊っておりましたが、2、3周するうちに随分とうまくなり、特に選手たちよりも指導者・コーチの方々が最後まで楽しんでいらっしゃいました。
三日目、の最終日も夏空のもとスタート時刻には南を軸としたシーブリーズが吹いておりましたが、スタート前後に本来の南西の風にシフトし、その後は風速を少し上げながらレース終了まで良い風が吹いておりました。B海面は12時前に、A海面は13:30までにすべてのレースが終了いたしました。惜しむらくはA海面のOP上級者のレースが初日のゼネラルリコールの繰り返しで6レースしか消化できなかったことですが、その他の艇種とB海面のOP初級者のレースは予定していた7レースを行うことができました。
成績については別紙に譲りますが、閉会式の選手達を見渡すと、それぞれが良いコンディションのなかでレースが出来、充分満足している様子でした。レース運営にかかわった者の一人として選手達に良いレースが提供できたことを誇りに感じた瞬間でした。この競技会を成功に導くために準備の段階から多くの方々の協力を得ました。特別協賛をいただいたアビームコンサルティング株式会社をはじめとする多くの後援団体・企業・協賛会社・協力団体、県市の関係者の方々、裏方を引き受けていただいたボランティアの方々、実際のレース運営にかかわっていただいた和歌浦をベースとする優秀なセーラーの皆様に紙面をお借りして心より感謝申し上げる次第です。ありがとうございました。
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