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ミキハウスカップ2008
第18回ジュニアヨット国際親善レガッタ 実施報告
大会運営本部長 森田光一
((社)日本ジュニアヨットクラブ連盟委員)
本レガッタは昨年に引き続き、外務省、文部科学省、東京都、財団法人日本セーリング連盟の後援と、三起商行株式会社(ミキハウス)の特別協賛をはじめ、アサヒ飲料株式会社、株式会社オンザウェイからの協賛を頂いて、東京都ヨット連盟との共同主催により、9月7日(日)東京都江東区若洲ヨット訓練所とその沖合(東京湾)において開催致しました。
開催場所の若洲ヨット訓練所は、現在は東京都民のヨット教室や地元ジュニアヨットクラブの活動に使われており、荒川の河口に位置する大変アクセスの良い会場です。昨年8月には当連盟主催の国際交流日本ジュニアヨットクラブ競技会2007が開催され、また、今年の8月には埼玉高校総体(インターハイ)のヨット競技もここで行われました。
関東地区の当連盟加盟ジュニアヨットクラブを中心に12クラブ63名のジュニアセーラーとその指導者、保護者約90名、そして運営役員約50名が加わって総勢約200名の参加者がありました。心配された天候もお陰さまで好天に恵まれ、たいへん賑やかに開催されました。 国際親善としての外国籍の参加選手は、韓国、フランス、ドイツから4名の選手の参加があり、保護者を含めると10名以上の外国の方々が来場しました。また、陸上本部では、オーストラリアからホームステイで来日中の2名の女子高校生がお手伝いをしてくれました。
オリンピックイヤーである今年の開会式では、北京から帰国して間もないコンカマこと近藤愛、鎌田奈緒子両選手と前回のアテネ・オリンピックの銅メダリストの関一人選手らから、未来のオリンピックセーラーに向けて温かいメッセージをいただきました。実は、彼らは本レガッタで育った選手なので、ジュニアセーラー達は目を輝かせて話を聞いておりました。 ヨット競技は、上級者クラスのAグループ31隻と初級者クラスのBグループ32隻に分かれて、Aグループは荒川河口の三枚洲沖のレースコースで、Bグループは若洲ヨット訓練所のポンド内のレースコースで実施致しました。
Aグループは、風が弱く定時に海面集合できずスタート時刻が遅れ、さらにゼネラルリコールとなりましたが、11:06に第1レースのスタートを行いました。全般的に風向150度〜170度、風速1.5〜3.5m/sの風を受けて穏やかなレースが展開されました。第2レースは、12:43にオールフェアでスタートし、上級者クラスならではのデッドヒートが繰り返されました。 第3レースも一度ゼネラルリコールとなりましたが、14:03にスタートを行い、やはり振れの多い難しいレース展開となりました。
Bグループは昨年の倍近い参加艇数のため、4組に分けての予選を2レースずつ行いました。 そして決勝では、ゴールド、シルバー、ブロンズ、アイアンに分かれアイアンから1レースずつ行いました。各組の1位の選手は勝ち上がるシステムで、勝ち上がった選手は上位のクラスでも3位〜5位と大健闘を見せてくれました。ポンド内の短いコースでしたが、やはり全12レースともなると風の弱さも手伝い、修了時刻が予定より遅くなってしまいました。 B海面では南寄りの風が吹き、建物のブランケットゾーンも発生いたしましたが、みなさんとても上手に艇を乗りこなしていました。特にゴールドクラスはもとよりシルバークラスの選手達も、Aグループで十分に通用する走りっぷりでした。
午後4時40分より、陸上本部前で表彰と閉会式が行われ、Aグループ、Bグループともに1位から6位の入賞者に対し、佐藤精知夫大会副会長より金・銀・銅のメダルと表彰状が授与されました。また、三起商行株式会社からご提供のクリスタルの「ミキハウスカップ」をAグループ、Bグループの優勝者に大阪からご出張の第1回からご出席頂いている三起商行(株)総務部長の光川様より授与して頂き、併せて毎回人気のミキハウスの素晴らしい副賞が手渡されました。
続いて、参加選手と指導者、保護者、運営スタッフ一同が参加し、親睦パーティが盛大に行われ、美味しい食べ物や飲み物を楽しみながら、抽選で全員にミキハウスからのプレゼントを頂き、ヨットレースでの楽しい思いを浮かべながら大いに語らい、より一層の友好と国際親善を高め、2016年東京で開催されるであろうオリンピックに夢を馳せていました。 最後に、今大会の関係者全ての方に感謝を申し上げまして、報告とさせて頂きます。
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