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文部科学大臣賞・国土交通大臣賞
第29回日本少年少女オープンヨット大会(東日本地区) 実施報告
山中湖中学校ヨット部顧問 丸山祥久
本大会は昨年に引き続き、文部科学省・国土交通省、山梨県、日本セーリング連盟等の後援と、環境に優しい企業日本ナチュロック株式会社をはじめ、熱射病防止の水分補給に協力頂いた大塚製薬株式会社など5社からの協賛のもと、5月3日(日)〜5日(火)の3日間、山梨県・山中湖において開催されました。
大会湖面は、地元の吉田高校と富士北稜高校、山中湖中学校の各ヨット部の日頃の練習や活動に使われており、この時期はやや肌寒い感じですが、暑い夏を過ごすには最適の避暑地です。
江ノ島ヨットクラブジュニアの選手14名参加を筆頭に、15クラブ・89名とその指導者、保護者、運営役員、総勢約200名での開催となりました。気軽な挨拶の声が聞こえる温かい雰囲気の早朝から、終始和気あいあいとした感じで時が流れました。風が淀んでいたためなかなか始められず、待つことの多い状況もありましたが、選手たちは慌てず慣れた感じで緊張感を保ちつつも、スタートまでの時間を楽しんでいるようでした。
5月3日の午後は、トライアルレースを兼ねた「山中湖カップレース」でした。希望者による参加でしたが、ほとんどの選手が翌日からのレースも視野に入れながらの参加となりました。
風への対応に苦労しましたが、クリーンなレースとなりました。
5月4日の初日、天候は良かったのですが風の状況を待ってのレース開始となりました。 「いざ出陣!」とばかりに、待ちに待った選手たちが、レース湖面に向かって一斉に動き出しました。ここまで鍛えてきた成果が問われる時、体の大小や年齢に関係なく、一人ひとりがれっきとしたセーラーとなり、勇ましさも感じました。夕方寒くなってきたので、時間まで可能な限りとレースが続きました。真剣なまなざし、集中した表情、素早い判断と動き、接触に対する意識等、無口な中からにじみ出てくる選手の姿がそれぞれありました。
B湖面(OP級初級者クラス)は5レース、A湖面(上級者クラス)は各級とも4レース、オールフェアで終了しました。
5月5日は12:00までの時間制限の中、雨に降られる状況、弱い風、風向の変化への対応でやはりスタートが遅れました。A湖面(上級者クラス)ミニホッパー級、レーザー級、シーホッパー級SR、FJ級が10:33のスタート。このあともう1レースで最終になりました。OP級ではゼネラルリコールが3度続き、さらに時間がかかってしまう場面もありましたが、悪天候にもめげず、何とかスタート。ただ、この第5レースが最後のレースとなりました。
風の読みが難しい状況で思い思いのレース展開。効果的なコントロールもあれば、逆に考えすぎたレース運びで思い通りに行かない場面もありました。
B湖面は余裕を持って2レースを終了、予定の全7レースが出来ました。
全レース終了後、ヱスビー食品株式会社協賛のカレーを使って作ったメンチカツを載せた温かいカレーライスをほおばりながらお互いを讃える笑顔がみられました。
表彰では、入賞に関わらず、富士急(2フ/2ジ/9キュウ)の名にちなんで、その数字を含む順位を取った選手に、富士急ハイランドの一日フリーパス券も贈られるといううれしい特別賞もありました。
種目別優勝者は下記のとおりです。
文部科学大臣賞 国土交通大臣賞 連盟会長杯 (株)テレビ山梨杯 |
OP級上級者優勝者 シーホッパー級SR優勝者 OP級初級者優勝者 ミニホッパー級上級者優勝者 レーザー級優勝者 FJ級優勝者 |
江ノ島ヨットクラブジュニア 神奈川県ユースヨットクラブ 江ノ島ヨットクラブジュニア 山中湖中学校ヨット部 清水ヨットスポーツ少年団 山梨県セーリング連盟ジュニア |
町谷魁飛君 土居愛実さん 村田亜留之君 天野大志君 光村一帆君 高村卓弥・長田新太チーム |
次は東京若州で、ヨットを通じて2016年のオリンピック東京開催の実現に向かって行くことを視野に入れた大会でお会いしましょう。
お互い願いを込めてより良い大会にして行きましょう。
皆さん、お疲れ様でした。今大会にご尽力頂いた関係者全ての方々に感謝申し上げ、報告に代えます。またお会いしましょう。本当にありがとうございました。
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