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文部科学大臣賞・国土交通大臣賞
第30回日本少年少女オープンヨット大会(藤沢市市制70周年記念大会) 実施報告
実行委員長
熊川 博
本年度春の日本少年少女オープンヨット大会は、社団法人日本ジュニアヨットクラブ連盟(以下J.J.Y.U.と云う)と、社団法人江の島ヨットクラブ(以下E.Y.C.と云う)の共同主催で東西日本地区合同の全国大会として、江の島ヨットハーバーの沖合で開催されました。
例年通り文部科学省、国土交通省、財団法人日本セーリング連盟の後援を頂き、また、本年度は藤沢市が市制70周年ということからその記念大会として、藤沢市の後援と、海老根靖典市長には大会名誉会長に就任頂き、市長杯を寄贈頂きました。
江の島ヨットハーバーは1964年東京オリンピックのセーリング競技会場でもあり、J.J.Y.U.の初代会長小澤吉太郎先生が日本で初めてオプティミストディンギー(OP級)を子供達に教えていたジュニアヨット発祥のハーバーです。 その地で記念すべき第30回大会を迎えられたことは大変喜ばしく、役員一同感謝の気持ちでいっぱいになりました。
本大会は、17クラブから総勢107名のエントリーを受付け、指導者・保護者の方、大会関係者を含めると200名を越える大会となりました。天候も4月の不安定な雨模様が心配されましたが、ゴールデンウィークに入って絶好のセーリング日和となり、みなさん楽しく笑顔で大会初日を迎えることが出来ました。
<競技会初日>
大会初日は、例年トライアルレースを行っていましたが、ホストクラブの江の島ヨットクラブジュニアの発案で『セーリング・ピクニック』として、参加クラブ別ではなく、所属クラブに関係なく編成した男子7チーム、女子3チームの各混成チーム毎に江の島沖の西側から茅ヶ崎の烏帽子岩方面に向かってセーリングを楽しみました。上級者・初級者、いろんなクラブの選手が一つのチームとなって上級者が初級者のケアをしながら、途中のポイントの海上で海賊旗を掲げた運営艇からお茶やお弁当をもらい、お弁当を食べてセーリングする楽しい催しものでした。
帰着後、選手たちはハーバー内E.Y.C.ジュニア教室前に集合し、開会式の会場であるハーバー横の南緑地公園まで各クラブのプラカードを掲げて揃って入場行進しました。
石原伸晃大会会長は葉山から海よりご自身の船でハーバーに到着し、大会役員の出迎えを受けました。
海外出張で欠席となった大会名誉会長の海老根藤沢市長の代理で新井信行副市長より歓迎の挨拶、江ノ島ヨットクラブジュニアの第2期生でもある石原大会会長の選手たちへの激励の挨拶があり、協賛頂いたヱスビー食品株式会社、ヤマザキナビスコ株式会社、株式会社湘南なぎさパークのご紹介がありました。
藤沢市青少年セーリングクラブの榊原健人君、宮津ジュニアヨットクラブの小林 愛さん、江の島ヨットクラブジュニアの野村昇平君の3人による少年ヨット憲章の宣言により大会の幕が切って落とされました。
開会式終了後、予定時間を早めてヨットハーバー2階大会議室にて交流会が行われました。協賛会社のヱスビー食品?提供のカレーライスの他、江の島ヨットクラブジュニアのお母様方手作りのコロッケパンやから揚げ、焼きそばなど豊富なメニューとドリンクで大会関係者、保護者に加え、選手たちもセーリングピクニックの混成チーム毎にテーブルを囲んで、各クラブから寄せられた楽しい三択クイズ大会に参加し、交流を一層深めました。
<競技会第2日目>
大会2日目から、 A海面ではOP級上級者とトッパ―級、ミニホッパー級、シ―ホッパーSR級のレースが、B海面(江の島ヨットハーバーの前、サザエ島正面)ではOP級初級者のレースが開始されました。
A海面では海上昼食で3レースでした。午前中は180度の真南の風3〜4mと適度なセーリングコンディションでしたが、午後になり10mを超す南西の風に変わるという幅広い風域で充実したレースでした。
小学生の多いOP級は、新学年を迎え初級クラスからステップアップしたばかりの選手達も先輩達と同じ条件の中で競い合い、10mオーバーの風と大波の中で苦労している選手もおりましたが、最後まであきらめずに懸命に帆走する姿に運営陣も深く感動しました。OP級以外の艇種には厳しいコンディションとなり、A海面では、レース委員会と海上本部の判断でハーバーバックとなり15時過ぎにレース終了しました。
B海面では上マークをさざえ島付近に設定したので陸上から観戦されていた方も選手達の成長振りは目の当たりにされたことと思います。風速2mから最大8mまで幅広い風域で、初心者には多少厳しい風もありましたが殆どの選手が各レースともフィニッシュ出来ました。6レースが実施出来て昼食を陸上で摂ることが出来ました。
<競技会第3日目>
大会3日目は予定通りに午前中のみのレースでA海面は2レースでしたが、B海面では4レースを消化して予定通り最大の10レースが開催されました。
閉会式が始まるまでの時間に、選手たちは帰着時に配られた柏餅を頬張りながら、各クラブに割り当てられたハーバー内区域を配布されたゴミ袋を持って参加者全員で清掃を行いました。清掃終了後、閉会式会場である南緑地公園に開会式同様プラカードを先頭に選手全員で入場行進をしました。
<特別表彰は下記の通りです。>
文部科学大臣賞 | |
OP級上級者優勝者 江ノ島ヨットクラブジュニア 高宮豪太 |
国土交通大臣賞 |
OP級初級者優勝者 清水ヨットスポーツ少年団 野々村陸人 |
藤沢市長杯 | |
OP級上級者の藤沢市在住選手で最下級学年最高順位者
藤沢市青少年セーリングチーム 伊藤聖夏 |
J.J.Y.U.会長杯 | ||||
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湘南なぎさパーク賞 | ||
グッドマナー賞 | ||
大会期間中最もマナーの良かった選手 藤沢市青少年セーリングチーム 小林 匠 |
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OP級初級者のJ.J.Y.U.大会初参加選手 | ||
第1位 第2位 第3位 |
宮津ジュニアヨットクラブ 小林 愛 江の島ヨットクラブジュニア 野村昇平 江の島ヨットクラブジュニア 鈴木絢人 |
特別表彰の文部科学大臣賞、国土交通大臣賞、J.J.Y.U.会長杯は、佐藤精知夫大会副会長から、藤沢市長杯は、市長室小野秀樹秘書課長さんから授与されました。
協賛頂いた「株式会社 湘南なぎさパーク」からの「湘南なぎさパーク賞」が同社管理部桜庭英彦課長さんから授与されました。
OP級初級者の1位〜10位までと、OP級上級者とトッパー級の1位〜6位まで、ミニホッパー級とシーホッパー級SRの1位〜3位までの選手に表彰状が授与され、各クラス1〜3位までの選手にはそれぞれ金・銀・銅のメダル授与が行われました。
伊藤 宏プロテスト委員長のレース講評と、佐藤精知夫大会副会長からのホストクラブ江の島ヨットクラブへの謝辞の言葉と、実行委員会メンバーへのお礼の挨拶を行い、大会閉会宣言を行いました。
文部科学大臣賞 高宮豪太君 | 国土交通大臣賞 野々村陸人君 |
藤沢市長杯 伊藤聖夏さん | 湘南なぎさパーク賞 小林愛さん、野村昇平君、鈴木絢人君 |
OP級上級者1〜6位入賞 | ミニホッパー級1〜3位入賞 |
シーホッパー級SR1〜3位 | トッパー級1〜6位入賞 |
OP級初級者1〜10位入賞 | グッドマナー賞 小林匠君 |
最後に本大会にご協力頂いた全ての関係者に感謝申し上げると共に、来年の第31回大会がより多くの参加者を得て充実したものとなるようご協力を重ねてお願いして、報告とさせて頂きます。
遠くから参加の いわきジュニアヨットクラブの皆さん |
遠くから参加の 宮津ジュニアヨットクラブの皆さん |
熊川実行委員長. | 少年ヨット憲章宣言 |
優勝カップ返還 | 石原会長挨拶 |
新井信行副市長挨拶 | 石原会長とレース役員 |
懇親会準備するお母さん | 協賛いただいたヱスビー食品のカレー |
美味しそうなお料理が準備できました | 懇親会 |
いただきまーす | クイズ大会 |
運営ミーティング | OP以外のスタート |
OP上級者 | OP上級者上マークトップ回航 |
OP上級者上マーク | OP上級者トップ争い |
OP上級者風が出てきた午後のレース | OP上級者風が出てきた午後のレース |
ミニホッパー級沈する船も | OP初級者上マークトップ回航 |
OP初級者上マーク | OP初級者下マーク |
入場行進 | 伊藤レース委員長より成績発表 |
伊藤プロテスト委員長講評 | 佐藤副会長謝辞 |
閉会式終了後集合写真 | 江ノ島ジュニアによるお見送り |
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